金・プラチナ相場は「経済・投資」の参考書です。

宝石業界に40年間います。毎日の貴金属相場情報と、ビジネスの参考になることを書いていきます。   本ページはプロモーションが含まれています!

20人に1人が死ぬ手術

H28年7月5日(火)国内&海外貴金属相場情報

 

f:id:thashizume:20160705143942j:plain

 

 

突然ですが・・・

 

あなたは脳腫瘍で手術しなければなりません。


手術をしないと余命は1年と告げられました。


ここで2つの病院があります。


A病院の先生
「死亡する可能性もありますが、生存率95%の手術です。」


B病院の先生
「受けた患者の20人に1人が死亡する手術です。」


あなたはどちらの手術を受けますか?





勘の鋭い人ならもうお気づきだとは思いますが、
この2つは数学的には全く同じ確率です。



しかし、これを見たほとんどの人が
B病院の方をより危険だと感じています。



これはフレーミング効果」を応用したものです。




こんな実験があります。


脳科学マーケティング100の心理技術」
P.237より抜粋。
----------------------------------------------------------------


ツヴァイクは、情報の提示のされ方によって
解釈のされ方が異なること ──


すなわち「フレーミング効果」について、
時間をかけて説明している。


それ に関する驚きの例の1つが、
数字をパーセンテージで示す場合と
対数で示す場合の違いだ。



ツヴァイクによれば、

「10%」と「10人中1人」といった
微妙な表記の違いでも、
読む人は異なる反応を示すそうだ。



そして例としてこのような実験を挙げている。


それは精神科医に、このような患者を退院させるかと
尋ねる実験で、


「6カ月以内に暴力行為を起こす確率が20%の患者」に対し て、
退院させると答えた精神科医は79%だったが、


「100件中20件の割合で6 カ月以内に暴力行為を起こすような患者」
という表現にすると、
退院させると答えたのは59%になったという。



また別の実験では、



「罹患した人1万人中1286人が死亡する」ガンのほうが
「死亡率12.86%」のガンよりも
危険性を32%高く感じる
という結果が出 ている。



この違いは、人数で示したほうが
人としての現実味を感じさせることからくる。



「2%の確率で不運に見舞われる」と聞くと、低く感じられるが、


「100人中2人が被害に遭う」と聞くと、
脳は実在する2人の人がケガをす ることを想像してしまうのだ。


自社商品やサービスの長所を説明するときの数字は、

対数のほうが 効果大だ。




実数には無意識に人の脳を働かせるパワーがあり、
パーセンテージ表記には人に考えさせないパワーがある。



要するに、

ポジティブなこと:実数をつかう
ネガティブなこと:パーセンテージをつかう

というルールである。
----------------------------------------------------------------


あなたのお店の数字や、ホームページや広告の数字にも
今すぐこの法則を試して見てください。
↓ ↓
他の99個のアイデアはこちら

 

 

■本日の貴金属相場ご案内■

2016/07/05

■国内公表インゴット売買価格■

売(税別)  前日比

金 ¥4,481  +13

Pt ¥3,586  -2

買(税込)  前日比

金 ¥4,754  +14

Pt ¥3,744  -2

7/4 NY貴金属=休場。

金 休み

PT 休み

銀 休み

NYドル/円 休み

■海外貴金属市況コメント■

7月4日、週明けNY貴金属市場は休場。4日のNY市場は独立記念日で休みでした。4日のロンドン自由金市場の金は、アジア市場からの買いが継続し、約15ドル高となる約2年3ヶ月ぶりの高値1351.10ドルを付けた。5日午前8時半現在のシドニー市場の金は1349.98ドル、ドル/円102.55円で推移しています。