金・プラチナ相場は「経済・投資」の参考書です。

宝石業界に40年間います。毎日の貴金属相場情報と、ビジネスの参考になることを書いていきます。   本ページはプロモーションが含まれています!

1月27日(火)国内&海外貴金属相場情報

「金」「プラチナ」地金を売却時の儲けの税金はどうなるの?

 

こんにちは。

春がそこまでやってきています。
今朝、愛犬と散歩の途中に「ふきのとう」を
収穫してきました。

来月から確定申告の時期になりましたので
昨年、金、プラチナのインゴットを処分して
収入になった方はきちんと税務署に申告して下さい。

税務署にばれないだろう・・・

そう思っているのはあなただけですから。
200万円以上の支払いは税務署に貴金属商が
いつ、誰にお金を渡したかを報告していますので(汗;


本題に入る前に、FX・株の良書をご紹介いたします。

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では、本題ですが、


以前に「投資」には「金」「プラチナ」がお奨めだと
お話しした事があり、中でも「プラチナ」が良いと言う
事がありました。

実際に、現在はその通りの経済状況となっています。


最近「金」「プラチナ」が上昇気配にあり
単純に計算しても10年前の3倍以上に価格が跳ね上がっています。

「金」「プラチナ」が長期的資産運用に適しているとは
こういう事なんです。


*ちなみに10年前の2005年1月27日の金相場

小売価格(税込) 終値 1,535円
買取価格(税込) 終値 1,473円


10年前の購入と本日で買取り価格(税込)が
3,729円のプラスです。

 

購入する時と処分する時の価格差がありますが
1キロで単純に372万円の資産が増加したことになります。


*プラチナは、

小売価格(税込) 終値 3,082円
買取価格(税込) 終値 2,957円

本日との価格差(税込)プラス2,117円です。 


そこで、過去に購入した「金」「プラチナ」を
この値上がりの時に売って儲けよう・・

そう思ったあなたには考える事があります。

 

問題なのは売却時の税金です。

お一人、200万円以上の支払いに関しましては
私たち取扱い店も申告義務があります。

 

税金申告は以下に記載しましたので参考にして下さい。


■給与所得者などが持っている金地金を売却した場合の所得は、原則、譲渡所得として課税されます。
給料など他の所得と合わせて総合課税の対象になります。譲渡所得の金額は、次のように計算します。


■譲渡所得の金額の計算

(1)所有期間5年超の場合

売却価額-(取得価額+売却費用)=譲渡益

金地金の譲渡益+その年の金地金以外の総合課税の譲渡益-譲渡取得の特別控除50万円=譲渡取得の金額

(譲渡取得の金額)×1/2=課税される譲渡取得の金額

 

(2)所有期間5年以内の場合

売却価額-(取得価額+売却費用)=譲渡益

金地金の譲渡益+その年の金地金以外の総合課税の譲渡益-譲渡取得の特別控除50万円=課税される譲渡取得の金額

 

(注)譲渡所得の特別控除の額は、その年の金地金の譲渡益とそれ以外の総合課税の譲渡益の合計額に対して50万円です。これらの譲渡益が50万円以下のときはその金額までしか控除できません。
また、(1)と(2)の両方の譲渡益がある場合には、特別控除額は両方合せて50万円が限度で、(2)の譲渡益から先に控除します。

 

■譲渡所得以外の所得として課税される場合

その人が営利を目的として継続的に金地金の売買をしている場合の所得は、譲渡所得とはならず、その実態により事業所得又は雑所得として総合課税の対象になります。
なお、金投資口座や金貯蓄口座などからの利益は金地金の現物の譲渡とは異なり、実態は金融取引に近いことから、金融類似商品の収益として一律20%(所得税15%、地方税5%)の税率による源泉分離課税となります。
この分離課税は、源泉徴収だけで課税が終了しますので、他の所得と合算して確定申告をすることはできません。
また、扶養親族などに当てはまるかどうかを判定するときの所得金額からも除かれます。


■本日の貴金属相場案内■

2015/01/27
■国内公表インゴット売買価格■
売(税別)  前日比
金 ¥4,896  -33
Pt ¥4,818  -57
買(税込)  前日比
金 ¥5,202  -35
Pt ¥5,074  -62

1/26 NY貴金属=金、プラチナ下落。
金 1279.40 -13.20
PT 1255.00 -13.70
銀 17.983 -0.317
NY ドル/円 118.47

■海外貴金属市況コメント■
1月26日、週明けNY貴金属市場の金は下落。外為市場のドル高ユーロ安を受けた売りや利食い売りに下落。25日に行われたギリシャの総選挙で緊縮財政に反対する最大野党・急進左派連合(SYRIZA)が勝利したことで、欧州経済に対する不安から安全資産とされる金が買われた。しかし、その後一部で懸念されていたギリシャのユーロ圏離脱の可能性は低いとの見方が広がり、安全資産として買われていた金に、利益確定の売りが強まった。白金も下落。朝方は上昇する場面も見られたが、終盤にかけ金の下落に連動し、軟調に推移した。